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ご要望にお応えして・・・
センターダイヤルの
セレーション仕様を製作しました。
操作性が向上しました♪
若干、重量感も増したようです♪
さらに純正色が増して、そして、マニアック色が強くなったかも・・・(^◇^;)
スピン加工とは、
同心円状に、細かーい筋状の模様(凸凹)をつける加工のことです。
写真のSONYのウォークマンにも採用されていて、
『放射状のシャープな輝きが、プレミアム感を高めます。』
とあるように、製品の高級感・特別感の演出に一役かっているのです。
スピン加工で検索してみますと、こんなに製品があります。
それぞれ見てみますと、綺麗な装飾ジュエルのような綺麗な加工のものもありますが、
あまり綺麗でないものもあります。
やはり、ジュエル用途にも匹敵するようなレベルに加工するのは、なかなか大変なんです。
【オーディオダイヤル】の場合も、
今までのの機械金属部品を製作するような意識では、満足するものはなかなか出来てきませんでした。
幾度となく、刃物(切削バイト)を取りかえ、プログラムを変更する。
という気の遠くなるような試行錯誤の繰り返しでした。
そしてようやく今の満足のいくものが出来上がる設定が見つかりました。
やはり、最新機械のNC旋盤を使用して加工するにも、
それを扱う職人さんの技術と、「最終ユーザー様の満足が得られるように」との想いがあって、初めて成しえるものなんですよね。
アルミで出来てるオーディオダイヤル(ツマミ)
は昔からありますね。
ステンレス材なら、アルミ合金よりも
1.重量がある。
2.比較的硬い。
3.SUS304等なら錆びないし、経年劣化が少ない。
から、塗装・メッキ・コーティングなどの後処理が必要ありません。
でも、ステンレス製はあまり見かけませんね。
何故でしょうか・・・?
(私の推察ですが、)
一般にステンレス(SUS304)製は、
1.材料コストが高いから、高価になりがち。
2.加工コストが高い(製造技術が難しい、ごまかしが利かない)。
3.加工後の扱いに気を遣う。
ということの3点が主に考えられます。
特に、2番目の製造技術が難しいということは大きい要素で、コストに跳ね返ります。
アルミ合金などを加工するのは比較的やさしいのですが、
ステンレス材は、硬いということもありますが、
“(専門的な表現で言うと)ねばる”という性質があります。
ですから、一般に普及する“汎用旋盤”で加工すると、
この精緻なサークル・ヘアーライン模様のスピン加工と呼ばれるものが綺麗に出来ないのです。
このスピン模様は、(主軸の特殊な加速・減速、高速回転が可能な)最新のNC旋盤と厳選した切削刃物(ダイヤモンドバイト)を使用して、さらにはそれを扱う職人さんの長年の勘どころのようなものが、三位一体合わさってはじめて作れるものなのです。
そして意外に思われるかもしれませんが、ステンレスって、軽くぶつけたり擦ったりするだけで、
表面に傷がつきやすいのです。
(アルミ合金は硬質アルマイト処理をすると表面の硬度を増すことができますけど・・・)
そのように、ステンレス材は加工に最新の注意が必要な上に傷つきやすい性質があるので、
扱いには細心の注意が必要です。
こりような理由で(後でメッキやコーティング加工を施すようなで誤魔化ししない)ステンレス製は、
精緻で綺麗なスピン模様というものを作り、品質の良いものを提供するのは難しいのですね。
特に昭和の時代・メディアがCDよりもレコード時代・・・
オーディオ機器が家庭の、勉強部屋の一等地にありました。
そのような、往年のオーディオコンポーネントの顔はアルミパネルで、
そのフェイスにトグルスイッチや円筒形のボリュームツマミが配置してありました。
当然リモコンという便利なものは無くて、パネルのスイッチなどを操作したときの精緻な操作感、金属の温度感・・・
皆、そのようなオーディオ器機の高級感に満足していたものでした。
時代がくだり、オーディオ器機がデジタルちっくとなって、
いろいろなスイッチやボリュームなどが方向キーやタッチパネルで事足りるようになっていきました。
しかしあえて、最近は車のオーディオ器機も円筒形のボリュームツマミを、
デザイン上の要として復活させてきているように思えます。
往年の、また、少年時代に(高級)コンポーネント・オーディオ器機に憧れた身としては嬉しい限りです。
「やっぱり操作は丸いツマミを回すものだよね!」
「しかし、そのツマミが、ゴムやプラスチックでは耐えられないよねー」
特に昭和の時代からの車好き・オーディオ好きの貴兄には、
そのような意見に賛同していただけるのではないでしょうか?
関連情報URL : http://nt-c.biz/