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アルミで出来てるオーディオダイヤル(ツマミ)
は昔からありますね。

ステンレス材なら、アルミ合金よりも
1.重量がある。
2.比較的硬い。
3.SUS304等なら錆びないし、経年劣化が少ない。
から、塗装・メッキ・コーティングなどの後処理が必要ありません。

でも、ステンレス製はあまり見かけませんね。
何故でしょうか・・・?

(私の推察ですが、)
一般にステンレス(SUS304)製は、
1.材料コストが高いから、高価になりがち。
2.加工コストが高い(製造技術が難しい、ごまかしが利かない)。
3.加工後の扱いに気を遣う。
ということの3点が主に考えられます。

特に、2番目の製造技術が難しいということは大きい要素で、コストに跳ね返ります。
アルミ合金などを加工するのは比較的やさしいのですが、
ステンレス材は、硬いということもありますが、
“(専門的な表現で言うと)ねばる”という性質があります。
ですから、一般に普及する“汎用旋盤”で加工すると、
この精緻なサークル・ヘアーライン模様のスピン加工と呼ばれるものが綺麗に出来ないのです。

このスピン模様は、(主軸の特殊な加速・減速、高速回転が可能な)最新のNC旋盤と厳選した切削刃物(ダイヤモンドバイト)を使用して、さらにはそれを扱う職人さんの長年の勘どころのようなものが、三位一体合わさってはじめて作れるものなのです。

そして意外に思われるかもしれませんが、ステンレスって、軽くぶつけたり擦ったりするだけで、
表面に傷がつきやすいのです。
(アルミ合金は硬質アルマイト処理をすると表面の硬度を増すことができますけど・・・)

そのように、ステンレス材は加工に最新の注意が必要な上に傷つきやすい性質があるので、
扱いには細心の注意が必要です。

こりような理由で(後でメッキやコーティング加工を施すようなで誤魔化ししない)ステンレス製は、
精緻で綺麗なスピン模様というものを作り、品質の良いものを提供するのは難しいのですね。


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